編入学試験対策で使用した物理の参考書

東京大学工学部電子情報系学科に合格したHSと申します。
今回は実際に使用した物理の参考書を紹介します。
※評価は私の独断であり、高専生向け大学編入サポートの見解ではございません。

基礎物理学演習Ⅰ

・難易度:普通~高
・入試適合度:★★★★★
・個人的評価:★★★★☆
・勉強した時間:321時間
・初回周回時間:100時間
【総評】
学部範囲の力学、波動、熱学が網羅されています。誤植情報はpdf14ページというほかに類を見ない量ですので、中古ではなく修正版を買ったほうが良いと思います。解説は丁寧とは言えないと思います。未だ残っている誤植もあります。他に選択肢がほとんどないのでこれを選ばざるを得ません。

演習力学

・難易度:普通~高
・入試適合度:★★★★★
・個人的評価:★★★★☆
・勉強した時間:17時間
【総評】
学部範囲の力学が網羅されています。問題構成は基礎物理学演習Ⅰとほとんど同じです。一部違う問題が掲載されています。時間の余裕がなければ範囲が広い基礎物理学演習Ⅰを、時間があれば両方やると良いと思います。

電磁気学演習

・難易度:普通~高
・入試適合度:★★★★★
・個人的評価:★★★★☆
・勉強した時間:250時間
・初回周回時間:50時間
【総評】
学部範囲の電磁気学が網羅されています。基礎物理学演習Ⅰと同じく電磁気学の問題集の選択肢がほとんどなく、これを選ばざるを得ません。誤植情報が公開されていないため(誤植が何か所もあるにも関わらず)、自分で見つける必要があります。基礎物理学演習Ⅰと同じく解説は丁寧とは言えません。

物理のエッセンス力学・波動

・難易度:低~普通
・入試適合度:★★★☆☆
・個人的評価:★★★★★
・勉強した時間:54時間
・初回周回時間:30時間
【総評】
高校範囲の力学・波動が網羅されています。難易度は全体的に低いです。高校範囲の力学は微分方程式を使わずに展開されるので、編入学試験にはマッチしていません。高校範囲の力学・波動に不安がある場合はこれから勉強しても良いかもしれません。解説は丁寧で分かりやすいです。

名問の森 物理 力学・熱・波動Ⅰ

・難易度:低~普通
・入試適合度:★★★☆☆
・個人的評価:★★★★★
・勉強した時間:43時間
・初回周回時間:40時間
【総評】
高校範囲の力学・波動の問題が掲載されています。自負するだけあって本当に良問が集まっています。「物理のエッセンス力学・波動」と同じ理由編入学試験にはマッチしていないと思います。解説は丁寧で分かりやすいです。

詳解シリーズ(物理学演習上・下・電磁気学演習)

・難易度:低~高
・入試適合度:★★★☆☆
・個人的評価:★★★★★
【総評】
半世紀以上前から使用されてきた演習書です。問題数が圧倒的に多く、全てを学習するのは困難です。網羅する問題数で個人的評価は★★★★★ですが、編入学試験対策としてはおすすめしません。
一部の大学では、電気鏡像法が出題されます。詳解電磁気学演習は電気鏡像法の問題のバリエーションが豊かなので、受験大学の過去問で電気鏡像法が出て来た方は購入してみても良いかもしれません。

まとめ

編入学試験では学部1・2年の範囲の問題が出題されますので、英語の参考書と違い、大学入試用の参考書はあまり役に立ちません。大学生向けの参考書または、院試用の参考書を購入すると良いと思います。ただ、発行部数が少ないということもあり、価格は高く、質の低いものが多くあります。参考書・問題の取捨選択が重要だと思います。

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